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条件付きで「病気腎移植」が先進医療として認められる。(平成29年10月19日)

がん治療で取り出された腎臓を別の腎臓病の患者に移植することについて厚生労働省の審査部会は19日,条件付きで先進医療として認められることが決まった。
実施施設では,厚生労働省に経過を報告する必要があり,国の仕組みのもとで進められる。認められることで公的保険が使えるようになり,また実績を積めば技術自体が公的派遣の対象になるかもしれないと言われている。

19日の審査部会では,説明文書や治療経過のチェック体制の整備が進み,安全性,妥当性に問題ないとされ認められた。
ただし,腎臓の摘出が適切であるかどうかなどの検討する委員会には,泌尿器科や他学会の委員で構成されることを条件としている。さらに,移植腎(病気腎)が機能しない例が4例出れば中止するとされている。

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