iPS細胞が腎不全に効果あり！？(平成27年7月21日ニュース)
人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作製した腎前駆細胞をマウスに移植した成功したことを発表
急性腎不全症状を抑制させることに京都大学iPS研究所とアステラス製薬等の研究グループが成功した。
一般的に，iPS細胞は胎児のみが持つ腎前駆細胞を安定的に作製することを確立。この腎前駆細胞を急性腎不全のマウスの腎臓に移植したところ，
腎機能が低下すると上昇する血清クレアチニンなどの数字が抑えられた。
また壊死や線維化といった腎細胞組織のダメージも軽減できたいう。
研究者からは「腎前駆細胞から分泌された栄養因子が症状を緩和した」っと分析。「急性腎不全だけでなく，慢性腎臓病の進行抑制にも効果が期待できる。臨床応用や製薬化を目指したい」と話している。
