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腹膜への刺激を抑えた中性腹膜透析液『ニコペリック』の発売

腹膜透析膜液はブドウ糖液を用いたの主流であるが,効率の高い除水や糖尿病などの患者には向いていない。
さらにイコデキストリンは酸性であるため,腹膜への刺激性があり,長期の腹膜の使用に対しての支障があった。
今回のテルモさんの腹膜透析液の発売は,腹膜への刺激性を抑えながらも効率のよい除水ができることが可能となる。

☆今後,糖尿病を疾病している患者への使用が期待される。

ニコペリックに含有されているイコデキストリンは,ブドウ糖の代替として使用され,ブドウ糖液と比べ吸収されにくいため,高血糖による弊害の危険性を抑えることが出来るとされる。

現在の腹膜透析は5~10年を目安に腹膜の劣化などにより血液透析への移行を考える必要があるが,出来る限り腹膜への刺激を考慮した処方が可能になるため血液透析への移行を伸ばす可能性があるかもしれません。

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